ブレイブ・ストーリー (2) 幻界 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
僕は運命を変えてみせる! 勇気と冒険のファンタジー大作。待望の文庫化!!
2006年7月8日公開の長編アニメーション原作小説をティーン向けの文庫化。家庭崩壊の危機に直面した小学5年生のワタルが、異世界「幻界」へと、運命を変える旅に出る。ワタルは幻界で何を得るのか!?
内容(「BOOK」データベースより)
運命を変えるため“幻界”へと向かったワタルは、謎の老人ラウ導師の試練を受け、見習い勇者として幻界を旅することになる。5つの宝玉を集めながら、願いを叶える女神の住まう運命の塔を目指すのだった。未知の世界でひとり途方に暮れるワタルは、気の優しい水人族、キ・キーマと出会う。旅の仲間を得たワタルは、初めて訪れる幻界の街ガサラで殺人事件の犯人にされてしまうが。無実の罪を晴らすことができるか。
ネバーランド (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
伝統ある男子校で寮生活をおくる少年たち。年末、4人の少年が居残りすることに。人けのない寮で起こる事件を通して明らかになる「秘密」とは。奇蹟の一週間を描く青春ミステリー。(解説・吉田伸子)
内容(「BOOK」データベースより)
舞台は、伝統ある男子校の寮「松籟館」。冬休みを迎え多くが帰省していく中、事情を抱えた4人の少年が居残りを決めた。ひとけのない古い寮で、4人だけの自由で孤独な休暇がはじまる。そしてイブの晩の「告白」ゲームをきっかけに起きる事件。日を追うごとに深まる「謎」。やがて、それぞれが隠していた「秘密」が明らかになってゆく。驚きと感動に満ちた7日間を描く青春グラフィティ。
巷説百物語 (文庫)
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泉鏡花賞受賞作『嗤う伊右衛門』にも登場する小股潜りの又市が、江戸の世を舞台に悪党を退治する時代小説の第1弾。デビュー作『姑獲鳥の夏』に始まる「憑き物落とし」中禅寺秋彦が活躍する作品群とは、また味わいの異なる妖怪シリーズだ。 寺への帰路で豪雨に見まわれ、やむなく途中のあばら屋に逃げ込んだ1人の僧。小屋には白装束の御行、人形遣いの女、そして初老の商人と若い男が居合せていた。雨宿りの余興に始まる「百物語」。一見無関係な怪談話は、意外な符号を伴って僧の心の内で形を成す。小屋の外では「しょり、しょり」と何者かが小豆を磨く音が。やがて僧は、恐るべき怪異と出会う…。 立ち現れるのは、江戸時代の絵師竹原春泉の『絵本百物語』に描かれる小豆洗い、白蔵主(はくぞうす)、舞首、芝右衛門狸、塩の長司、柳女、帷子辻(かたびらがつじ)の7妖怪。又市をはじめとする小悪党一味、山猫廻しのおぎん、事触れの治平らは巧妙な罠を十重二重(とえはたえ)に張り巡らせ、どうにも立ちゆかない事態を「妖怪」のしわざとして収める。著者自身の言葉を借りれば、本作は、難事件を「妖怪」と名づけて払い落とす中禅寺のシリーズの「裏返し」なのだそうだ。 又市は「悪党だから死んでもいいなンていううざってェ小理屈も俺達にゃァ関係ねェ」とうそぶく。そして「悲しいねぇ」と言葉を継ぐ。登場する妖怪たちは、人間の心の闇や業(ごう)が形を成した末の「悲しい姿」だ。そもそも春泉の『絵本百物語』は人間の醜い心を風刺したものでもある。その業を見据える又市の姿が、たんなる勧善懲悪の時代劇ではない深みを物語に与えている。(中島正敏)
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単行本
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メタローグ
江戸時代の諸国を舞台にした7つの怪異譚。例えば「小豆洗い」。ある僧が嵐を避けて山小屋に泊まる。同宿する人々が暇つぶしと称して順に怪談を披露するが、僧は過剰な反応を示した揚げ句に外に逃げ出して死んでしまう……。 京極ワールドの特徴は多々ある。妖怪の不気味さ、謎解きの意外さ、物語を逸脱して語られる蘊蓄。そしてもう1つ、癖のある“レギュラー出演者”たちが織りなすアンサンブルも忘れるわけにいかない。ここにも、小股潜りの又市、山猫廻しのおぎん、事触れの治平、考物の百介といった胡散臭いレギュラー陣が登場し、毎回毎回、見事などんでん返しを演出する。(石飛徳樹)
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続巷説百物語 (文庫)
出版社 / 著者からの内容紹介
哀切と奇想のあやかし絵巻直木賞受賞作へ続く「巷説」シリーズ第二弾。
不思議話好きの山岡百介は、処刑されるたびによみがえるという極悪人の噂を聞く。殺しても殺しても死なない魔物を相手に、又市はどんな仕掛けを繰り出すのか……(「狐者異」)他五編を収録。
内容(「BOOK」データベースより)
無類の不思議話好きの山岡百介は、殺しても殺しても生き返るという極悪人の噂を聞く。その男は、斬首される度に蘇り、今、三度目のお仕置きを受けたというのだ。ふとした好奇心から、男の生首が晒されている刑場へ出かけた百介は、山猫廻しのおぎんと出会う。おぎんは、生首を見つめ、「まだ生きるつもりかえ」とつぶやくのだが…。狐者異、野鉄砲、飛縁魔―闇にびっしり蔓延る愚かで哀しい人間の悪業は、奴らの妖怪からくりで裁くほかない―。小悪党・御行の又市一味の仕掛けがますます冴え渡る、奇想と哀切のあやかし絵巻、第二弾。
アミ 3度めの約束―愛はすべてをこえて (文庫)
出版社 / 著者からの内容紹介
双子の魂である少女、ビンカが恋しい……。地球でひとりアミの迎えを夢みるペドゥリート。待ちに待ったアミが来た! しかし3度めの旅は、解決しなければならない課題と困難が山積みだった。地球に住むすべての人に贈る・愛・の三部作、完結。
内容(「BOOK」データベースより)
双子の魂である少女、ビンカが恋しい…。地球でひとりアミの迎えを夢みるペドゥリート。待ちに待ったアミが来た!しかし3度めの旅は、解決しなければならない課題と困難が山積みだった。地球に住むすべての人に贈る“愛”の三部作、完結。
マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
なぜ、私なの?―賭博師シェルの奸計により、少女娼婦バロットの叫びは爆炎のなかに消えた。瀕死の彼女を救ったのは、委任事件担当官にしてネズミ型万能兵器のウフコックだった。高度な電子干渉能力を得て蘇生したバロットはシェルの犯罪を追うが、その眼前に敵方の担当官ボイルドが立ち塞がる。それは、かつてウフコックを濫用し、殺戮のかぎりを尽くした男だった…弾丸のごとき激情が炸裂するシリーズ全3巻発動。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
冲方 丁
1977年岐阜県生まれ。早稲田大学中退。在学中の1996年に『黒い季節』がスニーカー大賞金賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「―諸手をあげて、喜べよ」人類の最終存在、橙なる種・想影真心を伴って、「僕」こと“戯言遣い・いーちゃん”の前に「狐面の男」は現れる。バックノズル、ジェイルオルタナティブ…。“運命”の最悪の傍観者たる彼が唱える“世界の法則”は、この世の“真理”そのものなのか!?新青春エンタの決定版中の決定版、戯言シリーズ、その最終楽章となる『ネコソギラジカル』三部作、すべてが予測不可能な主題が激しく錯綜し旋律する、待望の中巻。
内容(「MARC」データベースより)
人類の最終存在、橙なる種・想影真心を伴って、「僕」こと戯言遣い・いーちゃんの前に「狐面の男」は現れる。世界の法則は、この世の真理そのものなのか? 「戯言シリーズ」最終楽章三部作の中巻。
嘘をもうひとつだけ (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
嘘は必ず暴かれる 本格的謎解き小説
バレエ団の事務員が自宅マンションのバルコニーから転落、死亡した。事件は自殺で処理の方向に向かっている。だが、同じマンションに住む元プリマ・バレリーナのもとに1人の刑事がやってきた。彼女には殺人動機はなく、疑わしい点はなにもないはずだ。ところが……。人間の悲哀を描く新しい形のミステリー。
内容(「BOOK」データベースより)
バレエ団の事務員が自宅マンションのバルコニーから転落、死亡した。事件は自殺で処理の方向に向かっている。だが、同じマンションに住む元プリマ・バレリーナのもとに一人の刑事がやってきた。彼女には殺人動機はなく、疑わしい点はなにもないはずだ。ところが…。人間の悲哀を描く新しい形のミステリー。
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻 上下巻2冊セット(5) (単行本)
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ホグワーツ魔法魔術学校5年目の新学期を目の前にして、15歳のハリー・ポッターは思春期のまっただ中にいる。なにかというとかんしゃくを起こしたり、やつれそうなほどの恋わずらいをしたり、強烈な反抗心でいっぱいになったり。鼻持ちならないダーズリー一家と過ごす夏は、相変わらず腹の立つことばかりで退屈きわまりなく、しかもこの休み中は、マグルでない級友たちと連絡をとる機会がほとんどなかった。ハリーはとりわけ、魔法界からなんの知らせもないことにいらついていた。復活したばかりの邪悪なヴォルデモート卿がいつ襲ってくるかと、気が気ではなかった。ホグワーツに戻れば安心できるのに…でも、本当にそうだろうか? J・K・ローリング著「ハリー・ポッター」シリーズの5作目は、前の年に経験した一連のできごとのあとすっかり自信を失った若い魔法使いハリーにとって、大きな試練となる1年間を描いている。ハリーが3大魔法学校対抗試合でヴォルデモートと痛ましくも勇敢に対決した事件は、どういうわけか、夏のあいだに広まったうわさ話(たいていの場合、うわさ話の大もとは魔法界の新聞「日刊予言者新聞」だ)では、彼をあざ笑い、過小評価するネタになっていた。魔法学校校長のダンブルドア教授までが、ヴォルデモートがよみがえったという恐ろしい真実を公式に認めようとしない魔法省の取り調べを受けることになった。ここで登場するのが、忌まわしいことこのうえない新キャラクター、ドロレス・アンブリッジだ。ヒキガエルを思わせる容姿に、間の抜けた作り笑い(「ヘム、ヘム(hem, hem)」と笑う)が特徴のアンブリッジは、魔法省の上級次官で、空きになっていた闇の魔術に対する防衛術の教授職に就任したのだ。そして、たちまちのうちに魔法学校のうるさいお目付け役となった。ハリーの学校生活は困難になるばかり。5年生は普通魔法使いレベル試験の準備のために、ものすごい科目数をこなさなければならず、グリフィンドールのクィディッチ・チームでは手痛いメンバー変更があり、長い廊下と閉じたドアが出てくる鮮明な夢に悩まされ、稲妻型の傷の痛みはどんどんひどくなり…ハリーがいかに立ち直れるかが、いま厳しく試されているのだ。 『Harry Potter and the Order of the Phoenix』は、シリーズ前4作のどれより、大人への成長物語という意味あいが強い。これまで尊敬していた大人たちも過ちを犯すことを知り、はっきりしているように見えた善悪の境目が突如としてあいまいになるなかで、ハリーは苦しみながら大人になっていく。純粋無垢な少年、『賢者の石』(原題『Harry Potter and Sorcerer's Stone』)のときのような神童はもういない。そこにいるのは、ときにむっつり不機嫌な顔をして、しばしば悩み惑い(とくに女の子について)、いつも自分に疑問を投げかけてばかりいる若者だ。またもや死に直面し、信じられないような予言まで聞かされたハリーは、ホグワーツでの5年目を終えたとき、心身ともに疲れはて、すっかり暗い気分になっているのだ。いっぽうで、読者は本作でたっぷりエネルギーをもらい、このすばらしい魔法物語シリーズの次回作が出るまでの長い時間を、またじりじりしながら待つことになるだろう。(Emilie Coulter, Amazon.co.uk)
--このレビューは、同タイトルのハードカバーのレビューから転載されています。
Synopsis
Dumbledore lowered his hands and surveyed Harry through his half-moon glasses. 'It is time,' he said, 'for me to tell you what I should have told you five years ago, Harry. Please sit down. I am going to tell you everything.' Harry Potter is due to start his fifth year at Hogwarts School of Witchcraft and Wizadry. He is desperate to get back to school and find out why his friends Ron and Hermione have been so secretive all summer. However, what Harry is about to discover in his new year at Hogwarts will turn his whole world upside down...But before he even gets to school, Harry has an unexpected and frightening encounter with two Dementors, has to face a court hearing at the Ministry of Magic and has been escorted on a night-time broomstick ride to the secret headquarters of a mysterious group called 'The Order of the Phoenix'. And that is just the start. A gripping and electrifying novel, full of suspense, secrets, and - of course - magic.
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皇国の守護者〈1〉反逆の戦場 (新書)
出版社/著者からの内容紹介
氷雪舞う皇国北端の地に鋼鉄の奔流が押し寄せた。兵力と装備に勝る帝国軍破竹の進撃に皇国軍は為す術もなく壊走する。殿軍の兵站将校新城中尉は死力を尽くして猛攻に立ち向かうが。
内容(「BOOK」データベースより)
氷雪舞う「皇国」最北の地に鋼の奔流が押し寄せた。最新の装備に身を固めた「帝国」軍の破竹の進撃に「皇国」軍は為す術なく壊走する。敵情偵察を命じられた殿軍の兵站将校、新城中尉は僚友の為、剣牙虎の千早と共に死力を尽くし、敵の猛攻に立ち向かうが…。